1906年、アメリカ・ボストンでアーチサポートインソールや 偏平足などを治す矯正靴メーカーとしてニューバランス社が誕生。 「ニューバランス」という名前の由来は、「履いた人に“新しい(new)、バランス(balance)”感覚をもたらす」という意味。 足の解剖学的な知識、整形外科や運動生理学への深い理解があってこそ可能となる矯正靴のメーカーとしてのノウハウを基に、60年代にカスタムメイドのランニングシューズの製造をスタートした。 1972年、ジェームス・S・デービスがニューバランス社を買収。 当時、6名の従業員が1日に36足を生産する規模の会社だった。 デービスは、理想のランニングシューズを実現するために自ら走ることで開発に従事し、 独創的なシューズコンセプト「インステップレーシング」を誕生させた。 70年代後半、このコンセプトを具現化したシューズを発表し、ランナーから絶大な支持を獲得した。 88年、アッパーにレザーを使用したモデルM576を発表。このモデルはファッション分野でも注目を集めた。